🎓 30分でマスターするClaude Code - プレゼンテーション概要
🎯 中心的な主張
Claude Codeは完全にエージェント的なAIアシスタントで、ターミナルベースの汎用的なアプローチにより、既存の開発ワークフローに統合し、コードベースQ&Aから始める段階的習得が効果的な学習方法である。
📖 詳細な説明
講師:Boris Cherny(Anthropic、技術スタッフメンバー、Claude Code開発者)
🚀 Claude Codeの基本特徴
⚡ インストールと基本概念
- インストール:
npm install -g @anthropic-ai/claude-code - 新しい種類のAIアシスタントで、完全にエージェント的(agentic)
- 機能開発、関数やファイル全体の記述、バグ修正などのタスク向けに設計
🛠️ コア機能
- ターミナルベース: IDEではなく、ターミナル内で動作
- ツール非依存: 既存のあらゆる開発者ツール(VS Code、Xcode、JetBrains IDE、Vim、Emacsなど)と連携
- ワークフロー統合: ローカル、リモートSSH経由、tmux内など、既存のワークフローに適合
- 汎用性: 非常に多用途で、コーディング関連のほぼ全てのタスクに使用可能
- 無限にハック可能: ユーザーが使用方法を定義可能
⚙️ セットアップの最適化(初期コマンド)
/allowed-tools: Claude Codeが使用できるツールの権限をカスタマイズ/install-github-app: GitHubのIssueやプルリクエストで@claudeをタグ付けし、自動アクションを可能にする/config: 通知オンなどの設定を構成/terminal-setup: プロンプト内で改行を挿入するためにShift+Enterを有効化/theme: ライト/ダークモード(またはドルトン化テーマ)を設定- MacOSディクテーション: システム設定 > アクセシビリティ > ディクテーションを有効にし、より簡単かつ具体的にプロンプト入力
📚 ウォームアップ:コードベースQ&A
推奨される学習アプローチ
- 開始点: 新規ユーザーには「コードベースQ&A」から始めることを強く推奨
- Anthropicでの実績: 技術的オンボーディング時間を2~3週間から2~3日に短縮
- 安全性: ローカルで動作し、コードはインデックス化されたりリモートデータベースに送信されない
Q&Aプロンプトの実例
@RoutingController.py はどのように使用されていますか?新しい @app/services/ValidationTemplateFactory はどうやって作成しますか?なぜ recoverFromException はこんなに多くの引数を取るのですか? Gitの履歴を調べて答えてくださいなぜ @src/login.ts API に if/else を追加して Issue #18383 を修正したのですか?先週、何をシップしましたか?
🔧 レベルアップ:コード編集とツール利用
内蔵ツール
Claude Codeには約12のツールが同梱(bash、ファイル検索、ファイル一覧表示、ファイル読み書き、Webフェッチ/検索、TODO、サブエージェントなど)
編集プロンプトの例
Issue #8732 の修正案をいくつか提案し、私が選んだものを実装してください@app/tests/signupTest.ts でカバーされていないエッジケースを特定し、それらをカバーするようにテストを更新してください。よく考えてcommit, push, pr(完全なGitワークフローとして理解される)@services/aggregator/feed_service.cpp をクリーンアップする方法について、3つの並列エージェントを使ってアイデアをブレインストーミングしてください
🔍 高度な利用:チームツールのプラグイン
カスタムツールの統合
- Bashツール: CLIツールについてClaudeに伝える(
--help出力から使用方法を推測可能) - MCP (Meta-Claude Protocol) ツール: MCPツールを追加し、Claudeに使用方法を指示
- 情報の永続化:
CLAUDE.mdファイルに保存可能
📁 コンテキストの提供方法
CLAUDE.mdファイルの階層
/< enterprise root>/CLAUDE.md: 全プロジェクトで共有(エンタープライズ全体)~/.claude/CLAUDE.md: 全ての個人プロジェクトで共有(ユーザーグローバル)project-root/CLAUDE.md: プロジェクト固有、バージョン管理にチェックインproject-root/CLAUDE.local.md: プロジェクト固有、個人用、チェックインしない
その他のコンテキスト提供方法
- スラッシュコマンド:
~/.claude/commands/foo.mdで定義可能 - ファイルへの@-メンション: プロンプト内で
@a/foo.pyのように直接ファイルを参照
⚡ 重要なキーバインド
Shift+Tab: 編集を自動承認#: メモリファイルを作成/追加!: Bashモードに入り、コマンドをローカルで実行@: ファイル/フォルダをコンテキストに追加Esc: Claudeの現在の操作を安全にキャンセルDouble-Esc: 履歴を遡るCtrl+R: 詳細な出力を表示
🔧 Claude Code SDK
- SDK(CLIでは
claude -pでアクセス)は、プログラム的、低レベルアクセスを提供 - CI/CD、非対話型コンテキスト、自動化、対話型アプリケーションの構築に役立つ
- Unixパイプとの組み合わせが可能
- TypeScriptとPythonのSDKは近日公開予定
📊 実例・証拠
🏢 Anthropicでの活用実績
- 技術スタッフの約80%が毎日使用
- エンジニアと研究者の両方に広く使用
- 新入社員のオンボーディング時間を2~3週間から2~3日に短縮
🔧 技術的優位性
- 約12の内蔵ツールで包括的な開発支援
- 完全マルチモーダル機能(画像のドラッグ&ドロップ、コピー&ペースト対応)
- 安全なBashコマンド実行(読み取り専用コマンドの特定、静的解析、階層化された権限システム)
🚀 開発効率の向上
- 並列Claudeインスタンスによる同時作業
- GitHub統合による自動化ワークフロー
- 段階的学習による効率的な習得プロセス
❓ 派生する問い
- AIモデルの急速な改善により、IDEの中心性は本当に低下するか?
- 複数のClaude Codeインスタンスを並行実行する際の最適な管理方法は?
- MCPツールの開発により、どのような新しい開発ワークフローが生まれるか?
🏷️ タグ
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- 開発効率化
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