DaVinci Resolveのダウンロード・インストール・初期設定ガイド
この記事でわかること
- 無料版と有料版の違い — どちらを選ぶべきか、後からアップグレードできるか
- ダウンロードとインストールの具体的手順 — 公式サイトからの取得方法とOS別の注意点
- 日本語化の設定方法 — 英語画面が出ても慌てない手順
- メディアストレージの正しい設定 — 初心者がつまずきやすい「フォルダ指定」の注意点
- プロジェクト設定の推奨値 — 解像度・フレームレート・最適化メディアの初心者向け設定
無料版と有料版、どちらを選ぶべきか
DaVinci Resolveには無料版と有料版(Studio)があります。初心者は無料版から始めるのが正解です。
| 項目 | DaVinci Resolve(無料版) | DaVinci Resolve Studio(有料版) |
|---|---|---|
| 価格 | 完全無料 | 有料(買い切り) |
| 基本的な編集機能 | すべて使える | すべて使える |
| 高度な機能 | 一部制限あり | フル機能 |
| アップグレード | — | 無料版からいつでも移行可能 |
無料版でも基本的な動画編集はすべてできます。足りないと感じたら後から有料版にアップグレードできるので、最初から有料版を買う必要はありません。
ダウンロード手順
1. 公式サイトにアクセスする
ブラウザで「DaVinci Resolve」と検索し、Blackmagic Design公式サイトにアクセスします。
非公式サイトからのダウンロードはウイルス感染のリスクがあるため、必ず公式サイトから取得してください。
2. 日本語表示に切り替える
公式サイトが英語で表示された場合は、右上の国旗アイコンから「JAPAN」を選択すると日本語表示になります。
3. ダウンロードボタンをクリックする
「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。OS選択画面が表示されるので、自分の環境に合わせて選びます。
- Macの場合: 「macOS」ボタンをクリック
- Windowsの場合: 「Windows」ボタンをクリック
4. 個人情報を入力してダウンロード開始
名前やメールアドレスなどの情報を入力し、ダウンロードを開始します。ファイルサイズが大きい(約2GB)ため、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨します。
インストール手順
Macの場合
- ダウンロードしたZIPファイルをダブルクリックして解凍
- 解凍されたファイル(.dmgファイル)をダブルクリック
- 「Install DaVinci Resolve」をダブルクリック
- インストーラーが起動するので「続ける」をクリック(複数回)
- 使用許諾契約で「Agree」を選択
- インストール先はデフォルトのまま「インストール」をクリック
Windowsの場合
- ダウンロードしたZIPファイルを右クリック →「すべて展開」
- 展開されたフォルダ内の.exeファイルをダブルクリック
- インストーラーが起動するので「Next」をクリック
- 使用許諾契約で「I accept」にチェックを入れて「Next」
- インストール先はデフォルトのまま「Install」をクリック
- 完了後「Finish」をクリック
インストール完了後の片付け: ダウンロードしたZIPファイルとインストーラーは削除してOKです。ディスク容量の節約になります。
初回起動と日本語化
言語を日本語に変更する
初回起動時に英語画面が表示されることがあります。以下の手順で日本語に変更します。
- DaVinci Resolveを起動する
- 画面右上の「English」をクリック
- プルダウンメニューから「日本語」を選択
- アプリが日本語表示に切り替わる
クイックセットアップはスキップする
初回起動時に「クイックセットアップ」の画面が表示される場合があります。「スキップして始める」を選択してください。
理由は、クイックセットアップで設定すると何が設定されたか理解しにくいためです。手動で一つずつ設定するほうが仕組みを把握できます。
新機能の説明画面が表示された場合は「続ける」→「開始」をクリックして進みます。
メディアストレージの設定(重要)
メディアストレージとは、DaVinci Resolveが作業用ファイル(キャッシュやプロキシ)を保存する場所です。この設定を間違えると、プロジェクトを開くたびにエラーが出ることがあります。
設定手順
- ホーム画面で「アンタイトルドプロジェクト」を選択して「開く」をクリック
- 上部メニューの「DaVinci Resolve」→「環境設定」を選択(Windowsの場合は「ファイル」→「環境設定」)
- 「システム」タブ →「メディアストレージ」を選択
- 「追加」ボタンをクリックして保存先フォルダを指定
- 「保存」をクリック
フォルダ指定の注意点
必ずパソコン内蔵ストレージのフォルダを指定してください。
外付けHDDやUSBメモリを指定すると、そのドライブが接続されていないときにDaVinci Resolveがエラーを出します。たとえば以下のようなフォルダを新規作成して指定するのがおすすめです。
- Mac:
/Users/ユーザー名/Movies/DaVinci_Cache - Windows:
C:\Users\ユーザー名\Videos\DaVinci_Cache
プロジェクト設定の推奨値
プロジェクト設定で「デフォルトプリセット」を作成しておくと、新しいプロジェクトを作るたびに同じ設定を毎回入力する手間がなくなります。
設定画面の開き方
画面右下の歯車アイコンをクリック →「マスター設定」を選択します。
解像度の設定
| 用途 | 解像度 | 推奨度 |
|---|---|---|
| YouTubeやSNS向けの一般的な動画 | 1920×1080(フルHD) | 初心者はこれでOK |
| 高画質が必要な映像制作 | 3840×2160(4K UHD) | PCスペックに余裕がある場合 |
初心者は**フルHD(1920×1080)**を選んでください。4Kは編集時にPCへの負荷が大きく、書き出し時間も長くなります。
フレームレートの設定
24fpsが推奨です。映画やYouTube動画で最も一般的なフレームレートです。
確認ポイント: 「再生フレームレート」と「タイムラインフレームレート」が同じ値(24)になっていることを確認してください。ずれていると再生速度がおかしくなります。
最適化メディアの設定
最適化メディアとは、編集をスムーズにするために元素材を軽い形式に変換する機能です。OS別に推奨コーデックが異なります。
- Mac: 自動選択 + ProRes 422 LT
- Windows: DNxHR SQ
デフォルトプリセットとして保存する
- プロジェクト設定メニューの「…」(三点リーダー)アイコンをクリック
- 「既存の設定をデフォルトプリセットに設定」を選択
- 「保存」をクリック
これで、次回から新しいプロジェクトを作成するとこの設定が自動で適用されます。
保存後にDaVinci Resolveを閉じる際、「保存しますか?」と聞かれたら「保存しない」を選択してOKです(プリセット自体はすでに保存されています)。
インストール後にやっておくと便利なこと
キーボードショートカットを覚える
DaVinci Resolveを使い始めたら、以下のショートカットを最初に覚えると編集効率が上がります。
| 操作 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| 再生/停止 | Space | Space |
| カット(分割) | Cmd + B | Ctrl + B |
| 取り消し | Cmd + Z | Ctrl + Z |
| 保存 | Cmd + S | Ctrl + S |
プロジェクトのバックアップ設定
「環境設定」→「ユーザー」→「プロジェクトの保存と読み込み」で、自動保存の間隔を設定できます。5分間隔での自動保存を推奨します。突然のクラッシュから作業を守れます。
よくあるトラブルと対処法
インストーラーが起動しない
原因: セキュリティソフトがブロックしている可能性があります。 対処: 一時的にセキュリティソフトを無効にするか、「管理者として実行」でインストーラーを起動してください。
起動時に「GPUが見つかりません」と表示される
原因: グラフィックドライバーが古い可能性があります。 対処: GPUメーカー(NVIDIA/AMD/Intel)の公式サイトから最新ドライバーをインストールしてください。
動画の再生がカクつく
原因: プロジェクト設定の解像度が高すぎるか、最適化メディアが無効になっている可能性があります。 対処: 解像度をフルHD(1920×1080)に下げるか、「再生」→「最適化メディアを使用」にチェックを入れてください。
まとめ
DaVinci Resolveのインストールと初期設定のポイントを整理します。
- 公式サイトからダウンロード — 非公式サイトは使わない
- 無料版から始める — 有料版への移行はいつでもできる
- メディアストレージはPC内蔵フォルダ — 外付けドライブは指定しない
- 解像度はフルHD、フレームレートは24fps — 初心者の最適設定
- デフォルトプリセットを保存 — 毎回設定する手間をなくす
ここまで完了すれば、DaVinci Resolveで動画編集を始める準備は整っています。