【2025年最新】Claude Code入門ガイド|AIエージェントでコーディング革命

Claude Codeの基本から応用まで完全解説。インストール方法、対話モード、CLAUDE.md設定、MCP連携、スキル機能など、AI時代のコーディングツールを徹底紹介。初心者からエンジニアまで必見の完全ガイド。

Claude CodeAIプログラミングAnthropic開発ツール

【2025年最新】Claude Code入門ガイド|AIエージェントでコーディング革命

今年話題の便利なツールとしてClaude Codeがありますが、まだ触れていないという人も多いのではないでしょうか?

Claude Codeは自然言語の入力だけでプログラミングをやってくれるAIエージェントです。これまでプログラミングをやったことがない人でも、自分でコードを書かずにアイデアを検証したり、アプリを作ったりすることができます。

ただし、Claude Codeは機能がすごく豊富でアップデートがめちゃくちゃ早いので、何から始めていいか分からないという人も多いと思います。

そこで今回は、Claude Codeの基本的な機能から便利な使い方まで、これからClaude Codeを始めたいという人が最速でキャッチアップできるように紹介していきます。


📑 目次

  1. 📈 AIコーディングツールの進化
  2. 💰 料金プランと比較
  3. 🔧 セットアップ方法
  4. 💬 基本的な使い方
  5. ⌨️ 重要なスラッシュコマンド
  6. 📋 プランモードで計画を立てる
  7. 📄 CLAUDE.mdファイル
  8. ⚡ 便利なオプションと機能
  9. 🔗 MCP連携
  10. 🧩 プラグイン機能
  11. 📚 Context7とSkillの使い分け
  12. 🧠 シンキングモード
  13. 🔄 Git連携とバージョン管理
  14. 🎯 まとめとベストプラクティス

📈 AIコーディングツールの進化

まずはClaude CodeがChatGPTなどと何が違うのか、AIコーディングツールがどのように進化してきたのかを説明します。

🔹 第1世代:チャットAI時代

ChatGPTのようなチャット型AIを使ってコーディングする時代でした。

特徴:

  • ユーザーがプログラムを書いて欲しい時は「こういった関数を書いて」と依頼
  • ChatGPTがコードを書いてくれるので、それをコピーして自分の環境で実行
  • エラーが出たらそのエラー文をChatGPTに貼り付けて修正してもらう

問題点:

  • ❌ コピペの繰り返しが面倒
  • ❌ 全体のコードを見ながら書いてくれないのでコンテキストが断絶
  • ❌ ステップ1から5を人間が繰り返さなければいけない

🔹 第2世代:AIエディター時代

GitHub CopilotやCursorといった、IDE(プログラムを書くためのエディター)にAIが搭載されて補助してくれるようになりました。

特徴:

  • プログラムを書く場所にAIがいて補助してくれる
  • コード入力時に次に何を入力しようとしているかを予測
  • タイプミスや文法ミスを自動で修正提案
  • 開発中のコードを参照して回答を生成

問題点:

  • ❌ プログラムを実行して評価するのは人間がやっていた
  • ❌ 環境構築などにプログラムの知識が必要

🔹 第3世代:AIエージェント時代(現在)

Claude Code、OpenAI Codex CLI、Devinなど、自立型のAIエージェントがコーディングをやってくれるようになりました。

特徴:

  • ✅ あらゆるコマンドをAI側で実行
  • ✅ エラーが出たら自分で修正してプログラムを書いて実行
  • ✅ 環境構築からコード作成、実行、デバッグまで全部やってくれる
  • ✅ 「こういうアプリ作りたい」と言うだけでまるっとやってくれる

💰 料金プランと比較

Claude CodeとOpenAI Codex CLIの比較です。

項目 Claude Code OpenAI Codex CLI
月額料金 $20〜(Pro) $20〜(Pro)
利用制限 5時間あたり10〜40回 5時間で45〜225回
日本語対応 ◎ 非常に得意 △ コーディング特化
モデル Sonnet 4.5 / Opus 4.5 GPT-5.2-Codex / GPT-5.1-Codex

ポイント: Claude Codeは利用回数の制限が厳しいですが、日本語の説明が得意です。学習目的や説明が必要な場合はClaude Code、正確な実装重視ならCodex CLIという使い分けもできます。

💎 おすすめプラン

  • Proプラン($20/月): 週40〜80時間程度利用可能
  • Max 5xプラン($100/月): Opus 4.5が使え、Proの5倍の利用枠
  • Max 20xプラン($200/月): パワーユーザー向け、Proの20倍の利用枠

🔧 セットアップ方法

📱 利用方法は3つ

  1. CLI / IDE(最も一般的): ターミナルやVS Code、Cursorから利用
  2. Claudeデスクトップアプリ: サイドバーからClaude Codeを利用
  3. クラウド環境: GitHubと連携してクラウド上で利用

💻 インストール方法

ネイティブインストール(推奨):

macOS / Linux / WSL:

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows PowerShell:

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Homebrew:

brew install --cask claude-code

npm(Node.js 18+が必要):

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

ネイティブインストールはNode.js不要で最も安定しています。

🔌 VS Code / Cursor拡張機能

  1. Extensionsを開く
  2. 「Claude Code」で検索
  3. インストール

💬 基本的な使い方

🔹 2つのモード

モード 起動方法 特徴
対話モード claude チャットセッションが立ち上がり、対話しながら開発
非対話モード claude -p "指示" 1回きりの入力と出力

基本的には対話モードでチャットをしながら開発していきます。

🔹 セッション管理

# 対話モードを起動
claude

# 過去のセッションを選択して再開
claude --resume

# 直前のセッションを続きから再開
claude --continue

Ctrl+Cでセッションから抜けられます。


⌨️ 重要なスラッシュコマンド

対話モードでは様々なコマンドが用意されています。/を押すとコマンド候補が表示されます。

📋 よく使うコマンド一覧

コマンド 機能
/clear 会話履歴をクリア(精度維持に重要)
/resume 過去の会話に移動
/stats 利用状況を視覚的に確認
/rewind 過去の特定ポイントに巻き戻し(Escキー2回でも可)
/mcp MCPサーバーの表示・管理
/context 現在のコンテキスト確認
/memory 読み込まれているCLAUDE.mdを確認
/config 設定変更(シンキングモードなど)
/init CLAUDE.mdファイルを自動生成
/tasks バックグラウンドタスクの確認・管理
/sandbox サンドボックス設定
/plugin プラグイン管理
/stickers ウルトラシンクステッカー購入ページ($5)

コツ: 会話が長くなると精度が落ちるので、新しいタスクを始める時は /clear を使うか、Ctrl+Cで一度抜けて再起動しましょう。


📋 プランモードで計画を立てる

アプリを作らせる際の重要なポイントは、1度作りたいものの実装計画を立ててからコーディングをさせることです。

🔹 なぜプランモードが重要か

いきなり「これを実装して」と言うと、自分が思っていないものができてしまったり、手直しが大変になったりします。

ベストプラクティス:

  1. 計画を立てる
  2. 計画に基づいて実装する

🔹 プランモードの使い方

  1. Shift + Tab を押してモードを切り替え
  2. 2回押すと「Plan Mode」が表示される
  3. 作りたいものを自然言語で入力
  4. Claudeが要件を質問してくれる
  5. 計画を確認して承認 → 実装開始
例: 「Yahooファイナンスから日本株のデータを取って、
     分析してバックテストするアプリを作りたい」

Claudeは要件を明確にするために質問してくれます:

  • インターフェースの形式は?(Streamlit、FastAPI+HTMX など)
  • パッケージ管理は?(UV、pip など)
  • 戦略タイプは?(テクニカル指標など)

📄 CLAUDE.mdファイル

CLAUDE.mdは、Claude Codeに毎回入力したいプロンプトを設定しておくファイルです。

🔹 基本的な使い方

プロジェクトのルート直下にCLAUDE.mdを作成:

# プロジェクト設定

## 技術スタック
- FastAPI + HTMX
- Python 3.11
- UV でパッケージ管理

## コーディング規約
- 語尾に必ず「にゃ」をつけてください

この設定はClaude Codeが認識して、返答に反映されます。

🔹 自動生成

/init

このコマンドで現在のプロジェクト状況を確認しながら、CLAUDE.mdファイルを自動生成してくれます。

🔹 注意点

  • あまり書きすぎると入力が増えて上限が早く来たり精度が落ちる
  • 特定のフォルダーの構成やファイルの役割など、重要なことだけ書く

🔹 学習用の活用法

プログラムを学習する時に便利な設定:

## 出力ガイド

実装はしないでください。
どういう変更が必要なのかと、なぜその変更をするのかを説明してください。

これにより、AIに全部任せるのではなく、どこのファイルをなぜ編集するのかを理解しながら学習できます。

🔹 Claude Rulesでより細かく制御

.claude/rules/フォルダにマークダウンファイルを作成すると、特定のパスを編集する際にのみ適用されるルールを設定できます。


⚡ 便利なオプションと機能

🔹 許可スキップモード

毎回「許可しますか?」と聞かれるのが面倒な場合:

claude --dangerously-skip-permissions

⚠️ 注意: リスクもあるため、初心者は避けた方が良いです。Dockerなどで隔離された環境で使うのが安全。

エイリアス設定(便利):

alias cc="claude --dangerously-skip-permissions"

🔹 サンドボックスモード

より安全に使いたい場合:

/sandbox

Claude Codeを起動したディレクトリとそのサブディレクトリのみ読み書き権限を与えます。

現在はLinuxとMacOSのみ対応。

🔹 音声入力

音声入力を使うと非常に快適に開発できます。

おすすめ:Aqua Voice(月額$10)

  • 高精度な文字起こし
  • MacとWindows標準の文字起こしも使用可能

🔹 画像入力

チャット欄に画像をペースト(Ctrl+V)できます。

  • Webサイトのスクショを教える
  • 視覚的に明らかだけど言語化が面倒な時に便利

🔹 割り込み入力

AIが作業している間に入力した内容は、次のステップに反映されます。

何か作らせている時に「ちょっと違うな」と思ったら、続けて入力すればその後の挙動をコントロールできます。


🔗 MCP(Model Context Protocol)連携

MCPを使うと、Claude Codeに様々な外部ツールを連携できます。

🔹 MCPでできること

  • 🎭 Playwrightでブラウザ自動テスト
  • 📋 JIRAのイシューから機能実装
  • 📊 SentryやStatsigでモニタリングデータ分析
  • 🗄️ PostgreSQLデータベースへのクエリ
  • 🎨 Figmaデザインの取り込み
  • 📧 Gmail下書き作成

🔹 Playwright MCPの設定例

# Claude Codeに設定を依頼
claude
> プレイライトのMCPサーバーを設定して

Claude Codeが自動で設定方法を調べて設定してくれます。

🔹 MCPサーバーの管理

/mcp

MCPサーバーの表示・有効化・無効化ができます。

注意: MCPサーバーを有効にするとコンテキストがかなり使われます。普段はオフにしておき、必要な時だけ有効化するのがおすすめ。

🔹 Playwrightでの自動テスト例

MCPが立ち上がっているので、PlaywrightのMCPを利用して
正しくバックテストできることを確認してください。
銘柄を複数選択できるようにして、
動作確認するところまで進めてください。

Claude Codeが自動でブラウザを操作してテストしてくれます。


🧩 プラグイン機能

Claude Codeにはさまざまな拡張機能があります。

📋 プラグインの種類

種類 説明
Custom Commands 事前にプロンプトを設定して簡単に呼び出す
Sub Agents 別人格のClaude(フロントエンド特化、データ分析特化など)
Hooks コード作成後に必ず実行する処理を設定
Skills 特定タスクに必要な知識をパッケージ化
MCP 外部ツール連携

🔹 プラグインの使い方

/plugin

デフォルトで利用できる拡張機能を選択できます。

🔹 スキルの例:Frontend Design

AIっぽくないデザインを行わせる時に使えるスキル:

フロントエンドデザインを利用して
アプリの見た目を洗練させてください

🔹 スキルの自作

.claude/skills/フォルダにスキルを作成:

.claude/
└── skills/
    └── anthropic-brand-guidelines/
        └── SKILL.md

/memoryコマンドで読み込まれているスキルを確認できます。


📚 Context7とSkillの使い分け

Claude Codeで知識を拡張する方法として、Context7(MCP)Skill があります。それぞれの特徴と使い分けを解説します。

🔹 比較表

項目 Context7(MCP) Skill
役割 最新のライブラリドキュメントを取得 プロジェクト固有の知識をパッケージ化
データソース 外部(リアルタイム取得) ローカル(事前定義)
更新頻度 常に最新 手動で更新
コンテキスト消費 大きい(必要時のみ有効化推奨) 小さい(常時読み込み可)
適用範囲 汎用(あらゆるライブラリ) 特定タスク・プロジェクト向け

🔹 Context7の使い方

Context7はMCPサーバーとして動作し、最新のライブラリドキュメントをリアルタイムで取得できます。

設定方法:

# MCPサーバーとして追加
claude
> Context7のMCPサーバーを設定して

使用例:

SvelteKitの最新のルーティング方法についてContext7で調べて実装して

Context7が適しているケース:

  • ✅ 最新のライブラリ・フレームワークのドキュメントが必要
  • ✅ バージョンアップで仕様が変わった機能を調べたい
  • ✅ 公式ドキュメントに基づいた正確な実装が必要

注意点:

  • ⚠️ MCPサーバーはコンテキストを多く消費するため、普段はオフに
  • ⚠️ 必要な時だけ /mcp で有効化

🔹 Skillの使い方

Skillは特定のタスクに必要な知識をパッケージ化したものです。

設定方法:

.claude/
└── skills/
    └── my-project-style/
        └── SKILL.md

SKILL.mdの例:

---
name: my-project-style
description: このプロジェクトのコーディングスタイル
---

## コーディング規約
- TypeScript strict modeを使用
- 関数は純粋関数を優先
- エラーハンドリングは明示的に

Skillが適しているケース:

  • ✅ プロジェクト固有のルールやスタイルを適用したい
  • ✅ 繰り返し使うプロンプトをパッケージ化したい
  • ✅ チーム内で共通の知識を共有したい

🔹 実践的な使い分け

シチュエーション 使うべき機能
「Next.js 15の新機能を使って実装したい」 Context7
「このプロジェクトのデザインシステムに従ってUIを作りたい」 Skill
「SvelteKitの最新ルーティングを調べて」 Context7
「いつもの形式でコミットメッセージを書いて」 Skill
「React 19のuse()フックの使い方を調べて」 Context7
「AIっぽくないフロントエンドデザインにして」 Skill(Frontend Design)

🔹 組み合わせて使う

Context7とSkillは組み合わせて使うのが最も効果的です。

# 例: 最新のSvelteKit情報 + プロジェクトのスタイルを適用
ultrathink Context7でSvelteKit 2の最新ルーティングを調べて、
my-project-styleスキルに従って実装してください
  • Context7: 最新の技術情報を取得
  • Skill: プロジェクトのルールを適用

これにより、最新かつプロジェクトに適したコードを生成できます。


🧠 シンキングモード

言語モデルが回答を生成する前に「考える」ステップを入れることで、難しい問題の精度が上がります。

🔹 デフォルト設定

Sonnet 4.5、Opus 4.5を使っている場合はデフォルトで有効です。

🔹 設定変更

/config

シンキングモードのオン・オフを切り替えられます。

🔹 思考過程の確認

Ctrl + O を押すと、どのように考えているかを確認できます。

🔹 ultrathink マジックワード

難しい実装や計画を立てる時に:

ultrathink これを実装してください...

「ultrathink」と入力すると虹色になり、Claudeが徹底的に考えて回答を生成してくれます。

シンキングバジェットは31,999トークンに設定されますが、「ultrathink」を入れると最大限考えてくれます。


🔄 Git連携とバージョン管理

🔹 /rewindコマンド

/rewind

または Escキーを2回 押すと、過去の特定の会話ポイントに巻き戻せます。

注意点:

  • Claude Codeが編集した変更点のみ追跡
  • 手動で編集した内容は復元できない
  • セッションごとに履歴が管理される

🔹 Gitでより細かく管理

セッションをまたいで復元したい場合はGitを使います:

  1. ステージング: 変更をステージングエリアに追加
  2. コミット: セーブポイントを作成
  3. 巻き戻し: Discard Changesで変更を取り消し

VS CodeやCursorのソースコントロールビューから簡単に操作できます。

GitHubにあげちゃいけないファイルもあるので、まずはローカル環境でGitを使うのが安全です。


🎯 まとめとベストプラクティス

✅ 覚えておきたいポイント

  1. プランモードを活用: Shift+Tabで計画を立ててから実装
  2. /clearをこまめに使う: 精度維持のため会話をリセット
  3. CLAUDE.mdを設定: プロジェクト固有のルールを書いておく
  4. ultrathinkを活用: 難しい実装時に使う
  5. /rewindで巻き戻し: 間違った時はすぐに戻れる
  6. MCPは必要な時だけ有効化: コンテキスト節約
  7. Gitで履歴管理: セッションをまたいだ復元に

🚀 効率的な使い方

# エイリアス設定(推奨)
alias cc="claude --dangerously-skip-permissions"

# 直前のセッションを続ける
claude --continue

# 過去のセッションを選んで再開
claude --resume

📚 さらに学ぶには

  • 公式ドキュメント: Anthropic Docs
  • Context7: context7.com
  • スキル作成: .claude/skills/にSKILL.mdを配置
  • MCP連携: /mcpコマンドで設定

Claude Codeを使いこなせば、アイデアを検証するスピードが何倍にもなります。ぜひ試してみてください!

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