文字起こしツール4種の料金比較 — サブスクと買い切り、3年でいくら違うか(2026年8月)

会議の文字起こしツール4種の料金比較です。Notta / Rimo Voice / PLAUD のサブスクと、¥12,800 買い切りの Mac アプリを、公式ページと公式ヘルプの数字だけで並べました。「無制限」の但し書き、買い切りが何ヶ月で逆転するかも計算しています。月いくらか、年でいくらか、3年でいくらになるか。そして「無制限」と書いてあるプランに、どんな但し書きが付いているか。全部かみ砕いて説明します。

文字起こしツール4種の料金比較

ドット絵のイエティくん

📌 先に3行でまとめ

  • 💸 同じ「無制限」で比べると、月額は ¥2,508 〜 ¥4,950 に散らばっています(Notta ビジネス / Rimo Voice プロ)
  • 🧾 3年間の総額にすると ¥90,288 〜 ¥178,200。PLAUD は本体代が別に要るので、初年度だけで ¥67,500 です
  • 📏 「無制限」と書いてあるプランにも、「1回あたり5時間まで」という但し書きが付いています
  • ⏳ ¥12,800 の買い切りと比べると、サブスク側は3〜6ヶ月目で総額を追い越します

以下、公式ページと公式ヘルプに書いてある数字だけで並べます。比べるのは Notta / Rimo Voice / PLAUD と、買い切り型の4種です(文字起こしツール全部ではありません)。難しい言葉にはかっこで説明をつけました 🙌


🤔 なぜ料金の話から書くのか

前回は音声AIがエラーを出さずに会議の言葉を捨てる話を書きました。あれは技術の話でした。読んで判断できる人が、どうしてもエンジニアに寄ります。

料金は違います。誰でも判断できます。

しかも文字起こしの世界は、いまほぼ全部がサブスク(=月々払い続ける形)です。だから「いくら払い続けるのか」を並べるだけで、けっこう見えてきます 🧮


💰 4種を並べた表(2026年8月28日時点・公式ページと公式ヘルプより)

サービス 料金 月あたり 文字起こしの上限
Notta フリー ¥0 ¥0 120分/月・1回3分まで
Notta プレミアム 年 ¥14,220 ¥1,185 1,800分/月
Notta ビジネス 年 ¥30,096 ¥2,508 無制限
Rimo Voice 文字起こし 月 ¥1,650 ¥1,650 2,100分/月
Rimo Voice プロ 月 ¥4,950 ¥4,950 無制限
Rimo Voice チーム 月 ¥6,600 ¥6,600 無制限
PLAUD Starter ¥0 ¥0 300分/月
PLAUD Pro 年 ¥16,800 ¥1,400 1,200分/月
PLAUD Unlimited 年 ¥40,000 ¥3,333 無制限
🏔️ Cypher Yeti ¥12,800 買い切り — 上限なし

⚠️ Cypher Yeti だけ、Apple Silicon の Mac(macOS 13 以降)専用です。 Windows・Intel Mac・スマホでは使えません。ここが合わない方は、この先は他社の比較として読んでください 🙏

すべて税込です。「月あたり」は年額を12で割った数字で、私が計算しました。

💡 買い切りとは、最初に1回だけ払えば、あとは払わなくていいという売り方のことです。ソフトを箱で買っていた頃は当たり前でしたが、いまはかなり珍しくなりました。

📦 PLAUD は、本体を買わないと始まりません

PLAUD だけ性質が違います。録音する機械そのものを買う必要があります。

機種 通常価格(税込) 販売価格(2026年8月28日時点)
PLAUD NOTE ¥27,500 ¥22,000
PLAUD NotePin ¥27,500 ¥22,000
PLAUD NotePin S ¥28,600 ¥22,880
PLAUD NOTE Pro ¥30,800 ¥24,640

⚠️ この記事を書いた日、本体は20%引きのセール中でした。 セールは終わるので、以下の計算は通常価格で置いています。セール価格で買えるなら、下の数字はそれぞれ ¥5,500 安くなります。

つまり PLAUD で「無制限」を使うと、初年度は ¥27,500 + ¥40,000 = ¥67,500 かかります(いちばん安い本体の通常価格で計算)。ハードを買った上に、サブスクが乗ります。

セール価格(¥22,000)で買えたなら初年度 ¥62,000、3年で ¥142,000 です。それでも、ハードを買った上にサブスクが乗る構造は変わりません 📦

もちろん、専用の機械があること自体が価値の場合はあります。スマホを机に置きたくない商談、ポケットに挿しておきたい現場。そこは料金の話とは別の軸です 📎


🧾 1年目に、実際にいくら払うか

1年目に、実際に財布から出る額 PLAUD Unlimited (本体込み) ¥67,500 Rimo Voice プロ ¥59,400 Notta ビジネス ¥30,096 Notta プレミアム (1,800分/月) ¥14,220 Cypher Yeti (買い切り) ¥12,800 PLAUD は本体の通常価格(¥27,500)+ 年額 ¥40,000。セール価格 ¥22,000 なら ¥62,000。 Notta プレミアムだけ 1,800分/月の上限つきなので、他と同じ土俵ではありません。

図は横にスクロールできます →

2年目からは景色が変わります。サブスク側は同じ額をもう一度払い、買い切り側は ¥0 です。


🧾 3年でいくらになるか

サブスクは、1ヶ月の金額を見ている限り安く見えます。 掛け算をした瞬間に景色が変わります。

同じ「無制限」を3年つづけると、いくら払うか Rimo Voice プロ ¥178,200 PLAUD Unlimited (本体込み) ¥147,500 Notta ビジネス ¥90,288 Cypher Yeti (買い切り) ¥12,800 公式ページの数字を36ヶ月ぶんで計算。PLAUD は本体の通常価格(¥27,500)+ 年額 ¥40,000 × 3年。

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3年で ¥178,200。 月に数回しか録らないなら重い金額ですし、毎日の議事録づくりを置き換えるなら十分に回収できる金額でもあります。自分がどっち側かで、意味がまるで変わります。

もちろん「3年も使うか分からない」という反論はあります。ただ、議事録の道具は一度業務に入ると外しにくい種類の道具です。全員が使い方を覚えて、過去の記録がそこに溜まっていくからです。


📏 「無制限」の中身は、会社によって違う

表を作っていて気づいたのですが、「無制限」の意味が各社で少しずつ違います。

月の合計は無制限。でも、1回の録音には上限があります。

サービス 「無制限」の中身
Notta 月の合計は無制限。ただし1回につき5時間まで(有料プラン共通)
Rimo Voice ヘルプに「時間は5時間未満の長さに抑えて下さい」と明記
PLAUD Unlimited 1日につき最大24時間
🏔️ Cypher Yeti 録音しながら30秒ずつ処理するので、1回の長さの上限が無い

とはいえ、5時間を超える録音はそんなに多くありません。 超えても、録音を止めて録り直せば済む話です。

引っかかるのは、終日の研修やワークショップを毎月やっている人くらいだと思います。その場合は毎回ひと手間が乗るので、選ぶ前に見ておく価値があります 🎒

「無制限」は、どの単位に付いているのか 月の合計 1日あたり 1回あたり Notta ビジネス 無制限 記載なし 5時間まで Rimo Voice プロ 無制限 記載なし 5時間未満 PLAUD Unlimited 無制限 24時間 記載なし Cypher Yeti 上限なし 上限なし 上限なし 緑が「無制限」と書かれている欄。1列目にしか無いのが分かります(2026年8月28日時点の公式記載より)。

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🤔 じゃあ、なんで上限があるのか

理由はどこも書いていないので、ここからは想像です。

💭 クラウドの文字起こしは、ファイルを丸ごと預かってから処理するのが基本の作りです。長いファイルほどアップロードに時間がかかるし、途中でコケた時の損も大きいし、処理するサーバーを長く占有します。どこかで線を引かないと回らない——そう考えると、5時間という数字は納得できます。

Rimo Voice のヘルプに「音声1GB以下 / 動画3GB以下」というサイズの上限も一緒に書いてあるのは、たぶんそういうことなんだと思います 📦

上限が要る作りと、要らない作り ファイルを丸ごと預ける(クラウド型) 5時間ぶんの音声ファイル まとめて処理 長いほど、1回の仕事が重くなる → どこかで線を引くことになる 30秒ずつ処理する(Cypher Yeti) … 会議が終わるまで、ずっと 全体が何時間でも、1回ぶんの仕事量は同じ → 線を引く理由が出てこない

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なので、これは手抜きではないです。ファイルを預かる作りなら、どこかに線が要る。 当たり前の話でした。

✅ 契約する前に、自分で確かめる3ステップ

どのサービスでも使えます。

  1. 🔍 料金ページで「無制限」を見つけたら、そのページ内を「1回」「上限」「まで」で検索する — Notta はここに書いてありました
  2. 📚 料金ページに無ければ、ヘルプセンターで「上限」「ファイルサイズ」を検索する — Rimo Voice はこっちでした
  3. 🧪 無料お試しで、自分の一番長い会議と同じ長さの音声を1本通してみる

3番がいちばん早いです。 書いてある上限より、通るかどうかが事実なので 🧾


⚖️ 買い切りとサブスクは、何ヶ月で逆転するか

¥12,800 の買い切りと、月額を比べます。

⚠️ 先に断っておくと、これは「同じ条件」の比較ではありません。 ここでは機能差はいったん脇に置いて、文字起こし時間の上限と料金だけを比べています。クラウド共有・スマホ対応・Windows 対応・チーム管理・サポート窓口は別の軸で、そこは向こうに分があります。

相手 逆転する時期
Rimo Voice プロ(月 ¥4,950) 3ヶ月目
PLAUD Unlimited(月あたり ¥3,333) 4ヶ月目(本体込みなら初月で逆転)
Notta ビジネス(月あたり ¥2,508) 6ヶ月目

いちばん長い Notta ビジネスでも、半年で追いつかれます。

⚠️ ただし公平のために書いておくと、Notta プレミアム(月あたり ¥1,185)が相手だと11ヶ月かかります。こちらは1,800分/月の上限付きなので、厳密には「無制限同士」の比較ではありません。

買い切りの ¥12,800 を、サブスクが追い越すまで Rimo Voice プロ (月 ¥4,950) 3ヶ月目 PLAUD Unlimited (月あたり ¥3,333) 4ヶ月目 Notta ビジネス (月あたり ¥2,508) 6ヶ月目 Notta プレミアム (月あたり ¥1,185) 11ヶ月目 点線の Notta プレミアムだけ 1,800分/月の上限つきなので、無制限同士の比較ではありません。

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📈 3年ぶんを線で見る

払った総額は、月を重ねるとどうなるか ¥150,000 ¥100,000 ¥50,000 ¥0 Rimo プロ Notta ビジネス Cypher Yeti 0 12ヶ月 24ヶ月 36ヶ月 ●の点で、サブスクの総額が買い切りを追い越します(Rimo プロは3ヶ月目、Notta ビジネスは6ヶ月目)。 36ヶ月時点: Rimo プロ ¥178,200 / Notta ビジネス ¥90,288 / Cypher Yeti ¥12,800。

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⚖️ 買い切りの弱点を、先に書きます

売っている側なので、都合の良いことだけ書くと信用されません。買い切りが不利になる場面を並べます。

  • 🏚️ 作った人がいなくなったら、そこで止まります。 サブスクなら解約すればいいだけですが、買い切りは「もう払わない」という降り方ができません。払い終わっているからです
  • 💳 大きな更新が有料になることがあります。 買い切りソフトの慣習で、「バージョン2」から別料金になるのは珍しくありません
  • 👥 チームで使うなら人数分かかります。 10人なら ¥128,000。この金額帯だと、サブスクとの差はかなり縮みます
  • 🔗 共有はクラウドの得意分野です。 議事録をリンクで配って、みんなでその場を編集して、コメントを付ける。手元で完結するツールは、ここが弱いです
  • 🖥️ 動く機械を選びます。 私のものは Apple Silicon の Mac 専用です。Windows の会社では、そもそも候補に入りません

「解約できる」というのは、それ自体が価値です 🚪 3ヶ月使って合わなかった時、サブスクなら ¥14,850 で降りられます。買い切りは降りられません。

だから私は、こう思っています。

🧭 買い切りが効くのは「長く使うと分かっている人」だけです。まだ分からない人は、月額で試してから決めた方が合理的です。

✅ サブスクの方が正解な人

正直に、こちらも書きます。

こういう人 サブスクが向く理由
🧪 まだ議事録の自動化を試したことがない 合うかどうかが分かりません。 降りられる形で始めるべきです
👥 チームで議事録を共有・編集したい 共有はクラウドの一番の強みです
📱 Mac も Windows もスマホも使う 買い切りのアプリは、たいてい機械を選びます
🗓️ 使うのが年に数回 フリープランで足ります。 何も払う必要がありません
🤝 導入サポートや問い合わせ窓口が要る 会社としてやっているサービスの方が手厚いです

一番下から2番目を書いておくのは大事だと思っています。「月に1〜2回、30分の打ち合わせ」なら、Notta のフリープラン(120分/月)で本当に足ります。 何も買わないのが正解です 🙌


🔒 料金表に出てこない、もう1つの軸

ここまで全部お金の話でした。お金では並べられない軸が1つあります。

会議の音声を、社外のサーバーに送るかどうかです。

クラウドの文字起こしは、仕組み上、音声をいったん預ける必要があります。それが危ないという話ではありません。規則で預けられない会議がある、という話です 🤐

  • 🏥 患者さんの名前が出る打ち合わせ
  • 👔 人事の面談、評価の会議
  • ⚖️ 訴訟や紛争がからむ相談
  • 📄 秘密保持契約で「第三者のサービスに渡さない」と約束したプロジェクト

こういう会議を抱えている人にとっては、料金より先に決まってしまう条件です。

くわしくは 👉 ローカル文字起こしという選択肢


🧭 で、どれを選べばいいのか(正直に書きます)

私は買い切りのツールを作って売っている側なので、そこは差し引いて読んでください。その上で、素直にこう思います。

こういう人 たぶん最適
📞 月に数回、30分くらいの打ち合わせを記録したいだけ Notta のフリーかプレミアム。 十分です
👥 チームで議事録を共有して、みんなで編集したい Rimo Voice や Notta のチーム系プラン。 共有はクラウドの得意分野です
🎒 スマホを出さずに、現場や商談を録りたい PLAUD。 専用の機械の強みはここです
⏱️ 終日の研修や長時間の記録が多い 1回の上限が無いもの。 分ければ済みますが、毎回ひと手間です
🔐 音声を社外に出せない業務がある 手元で完結するもの。 ここは料金より先に決まります
💸 サブスクをこれ以上増やしたくない 買い切り。 半年で逆転します

下の3つに当てはまるなら、私が作っているものが候補に入ります 🏔️


🏔️ 作っているツールについて

Cypher Yeti のイエティくん

Cypher Yeti は、会議を録音して文字にする Mac 用のツールです。¥12,800 の買い切りで、アカウント登録もありません。

  • 🔒 音声も文字も、その Mac から出ません(インターネットに送りません)
  • ♾️ 録音時間の上限を決めていません(30秒ごとに処理していく作りなので)
  • 🗣️ 自分の声と相手の声を、別々に録って別々に文字にします
  • 🔄 版が上がっても、追加のお金はいただいていません。 ただし「未来永劫ずっと無料です」という約束はしません。 言い切ったら嘘になる可能性があるからです
  • 🔑 アカウントもログインもありません。 サービスが止まって使えなくなる、という壊れ方をしません
  • 🧾 法人の経費で買えます。 Stripe の決済なので領収書が出ます
  • 🙅 返金は原則お受けしていません(特定商取引法に基づく表記)

買う前に、この3つだけ確認してください。 ①Apple Silicon の Mac か(りんごマーク → このMacについて)②macOS 13 以降か ③要約まで使うなら Ollama などを別に用意できるか。ここが1つでも欠けると動きません。

👉 買う前に、動く条件と画面を確認する(画面写真11枚)| Cypher Yeti の詳細を見る(¥12,800 買い切り・アカウント不要)

⚠️ Apple Silicon の Mac(macOS 13 以降)専用です。Windows と Intel Mac では動きません。


📅 数字についての注意

  • この記事の料金は2026年8月28日に、各社の公式ページを見て書きました
  • 価格は改定されます。 契約する前に、必ずリンク先の公式ページで確認してください
  • この日、PLAUD の本体は20%引きのセール中でした。 計算は通常価格で置いています(セールは終わるため)
  • 「月あたり」の金額は、年額を12で割った私の計算です。公式表記ではありません
  • Notta / Rimo Voice / PLAUD は、それぞれの会社の商標です。この記事はどこからも依頼を受けていません

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